Story
むかしむかし、生きるものすべてを救う
仏さまが鳥取県・大山に現れた。
そこで、大山寺の和尚さんは「牛や馬たちが立派に育ち増えるように」とお守りを配って牛や馬の安全を祈った。大山では牛馬市がたくさん開かれ、これはやがて日本一と言われるまでになった。
牛馬市が開かれた博労座へ続く大山道は、大山詣でと牛馬市へ向かう人であふれ、それはそれは賑やかだったという。大山には今でも当時をしのぶお地蔵様や苔むした石畳などがたくさんたくさん残されているんだ。
そんなむかし、「バクバク」という
大山山麓の伝説を喰う魔物がいた。
バクバクはこのあたりに伝わる伝説を喰っては人々を困らせていた。
その魔物を封印するためにバクバクと死闘を繰り広げたのが伝説の守りびと「レジェンジャー」。
おかげで伝説は守られ今に伝わっている。
それから時は流れ...2015年、
大山が日本遺産に登録!大山とその周りの歴史と文化が世に広く認められた結果である。
人々はこれをとても喜んだ。
ところが...!日本遺産に登録されたとたん、なんとバクバクが蘇ってしまったのだ!
大山が日本遺産だとー?!
いつのまにそんなことにっ!
むきー!!「日本遺産」なんて「飛散」させてやるー!
さぁ、子分たち!飛散開始だ〜!
「日・本・遺・産・だ・い・せ・ん」
飛び散るがいい!!バクー!!
恐ろしい雄叫びとともに、「日本遺産だいせん」のカケラを持った
バクバク子分たちが四方八方に散っていった。
我々の時代で大山の歴史と文化を終わらせるわけにはいかない。
そこでキミにお願いだ。
あちこちに飛び散った「日本遺産だいせん」を集め、大山を救ってくれ!