
大山山麓お花がたっぷり♪
もっとお花を咲かせちゃる〜♪♪♪
大山山麓に昔から住む小妖怪たちは陽気で楽しいことが大好き。ある日、花に水をやっているニンゲンを見てひらめいた!
「お花を育てたい〜」「お花まみれ!」「見たことないお花で!」
「わくわく」
あちらこちらに種をまくとぐんぐん育ち、小妖怪たちは大はしゃぎ。

ところが花が育っていくにつれ、
そこに住む人々の様子がどんどんおかしくなっていった―――

米子城跡に夜な夜なおそろしい幽霊が出るらしいんだ。もうこわくて、こわくて…
日が暮れたら外に出られないよ…

もうじき大山が噴火するんだよ!いつ噴火するかわからないから、夜も寝ていられない…

しっ!大きな声を出さないで!人食い鬼に見つかってしまう…。

奥大山の水がなくなるらしいぞ!だから水を取られないように見張っていなきゃならないんだ!

桜の木が大変な病気で、もう花が咲かないらしい。あの見事な桜並木が見られなくなるなんてなぁ…

もうじき、日野川が見たこともない大きな川になって住むところがなくなってしまうらしい。あぁ、どうしたらいいんだ…

なんかさー、海の流れが変わって鳴り石の浜がどんどんなくなっているらしいんだよなぁ。地元の自慢で誇りなのになぁ…

夜になると天女が空から下りてきて、子どもを連れて行っちゃうんだって!
おそろしくて何も手につかない!
怖いウワサやデマが増え、人々はよくわからない不安や恐怖に悩まされ、その顔から笑顔が失われてしまったのだ。
「こんなに笑顔がなくなるなんて
おかしい」
大山山麓を守ってきたレジェンジャーたちがその原因を調べていくと、どうやら各地で開花した謎の花のせいだと突き止めた。

じつは小妖怪たちが撒いた種は、人々の「勇気」や「信念」などを吸い取って大きくなる妖(あやかし)界の植物だったのだ!このままでは人々は笑顔を忘れ、不安や恐怖に支配されてしまう!
そこでキミにお願いだ。
各地を回って育ってしまった妖の花を刈り取り、人々に笑顔を取り戻してくれ!